【マッチングアプリ体験談】けんと君(4) 銀行の営業マン

女友達 マッチングアプリ【けんと君】

翌日。
私は友達のアヤと飲みに行く約束をしていました。

居酒屋

私「――でね、その1年ぶりに会ったアプリの人がさ、何か結構いいかも…?って思っててさー!」

アヤ「いいじゃん!アプリ死ぬほどやってたもんねぇ。やっとマイにも春が来たんか…!」

私は、最近のけんと君とのことを、さっそくアヤに報告しました。

アヤ「マイ、面食いだもんねぇ。どうせカッコイイんでしょ?」

私「えへへへへ~。私はカッコイイと思ってるんだけどね~」

アヤ「写真ないの?見せてよ」

私「アプリはもう辞めちゃってるからいないんだよね…。あ、LINEのアイコンなら、横顔だけど、あるよ!」

私は、けんと君のアイコンをアヤに見せた。

アヤ「おー!カッコよさそう…だけど…」

私「ん?」

アヤが怪訝そうな顔で言った。

アヤ「何かこの写真…見たことある、かも…?」

私「え…あ、もしかして、他のアプリにいるとか?」

私だって複数のアプリをやっているわけだから、あり得ない話じゃない。
けど、今はアプリやってないって言ってたのになぁ…。

アヤ「いや、わたし今アプリやってないから、それはないと思うんだけど…。何だろ?でも似たようなアングルで写真撮ってる人、いっぱいいるもんね!私の勘違いかも」

私「え~!気になる…。またもし思い出したら教えて!」

アヤ「オッケー!」

そんなこんなで、私のアプリ話や、アヤの推し活話(ロック系のアーティストが好きで追っかけている)なんかで盛り上がって、その日は解散した。

家に帰って、お風呂に入ってゆっくりして、さぁ寝ようかなと思ったら、アヤからLINEが来た。

アヤ「まい!今日見せてくれた、けんと君のアイコン、ちょっと送ってくれない?」

ん?
これは…どこで見たか思い出したのかな?

私「おっけー!送るね」

私はけんと君アイコン写真をスクショして送った。

アヤからはすぐに返信があった。

アヤ「やっぱり!この人、結婚してるよ!私の友達と!」

は?

 

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